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担当者コラム
2011年9月1日 標準治療について(1)

3年程前に本サイトを立ち上げるにあたり、最も注意したことが2つあります。
第1に、すべての治療パターンについて治療費を算定するのは不可能であると割り切ること。そのため、各がんの、各ステージごとに代表的な治療選択肢を取り上げ、治療費を計算しようと考えました。
第2に、治療・治療費を時間の流れの中で把握すること。いつ、どのような治療が発生し、それにいくらかかるかを明示することで、結果として、患者さんにとっていつ、どの程度のお金を治療のために準備しなければならないかを知っていただこうと考えました。

テーマに掲げた「標準治療」に関係するのは上記のうち第1の点です。その背景として、本サイトではもともとがん「標準治療」についての治療費情報提供を優先したいという基本的な方針がありました。それを実現するにあたり、「標準治療」という考え方のより所としたのが、各学会で決定し、広く開示されている「診療ガイドライン」です。

多くの診療ガイドラインでは、さまざまな治療選択肢の効果について、統計的にきちんとした証拠(エビデンス)があるかどうかを判別し、さらに専門医が豊富な臨床経験に基づき協議を重ねた上で、広く一般に公開しています。「標準治療」とは、この診療ガイドラインにおいて推奨された治療であると理解できます。
では、診療ガイドラインに掲載された治療選択肢がすべて「標準治療」かというと、そうではありません。診療ガイドラインに掲載された治療選択肢であってもエビデンスのレベルが低いものは「標準治療」とすることはできないはずです。
具体的に見てみましょう。肺癌診療ガイドラインでは、「推奨カテゴリー」をA,B,C,Dの4段階に区分しています。肺がんのうち、T期、U期の非小細胞肺がんに対する術前化学療法は推奨カテゴリーC(2005年版)となっており、肺がんの推奨カテゴリーCは、「行うよう薦めるだけの根拠が明確ではない」と定義されています。そして、先進的な医療機関において普及し始めたと思われるT期非小細胞肺がんに対する胸腔鏡手術、縮小手術であっても、推奨カテゴリーCと位置づけられています。
一方、胃癌治療ガイドライン(医師用、2010年10月版)によると、がん拠点病院において広く実施されているはずである腹腔鏡下胃切除術、S−1以外の術後補助化学療法等は、「臨床研究としての治療法」とされ、「標準治療」とは位置付けられていません。ちなみに、胃がんのガイドラインでは推奨カテゴリーやエビデンスの強さに関する区分の記載がありません。上記肺がんの他、大腸がん、乳がん、あるいは肝臓がんではそうした区分がありますので、胃がんのガイドラインだけ何故エビデンスのレベルを設けていないのかは不明です。
こうした状況下において、本サイトでは、各がん種の専門医へのヒアリングに基づき、先進的ながん医療機関であれば概ね採用されている治療選択肢については、「標準治療」と同様、治療費計算の対象に取り上げています。本サイトの治療費計算コーナーで「胃がん、T期」を選ぶと、推奨カテゴリーの低い選択肢、あるいは「臨床研究としての治療法」についても、複数の治療費情報が提供されているはずです。

(2)へ続く

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