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2011年9月8日 標準治療について(2)

 前回、胃がんのガイドラインにおいて、腹腔鏡手術や縮小手術は「臨床研究としての治療法」であり、「標準治療」と位置付けられていないことを紹介しました。早期胃がんへの治療選択肢である内視鏡的粘膜下層剥離術も同様に標準治療ではありません。対象となるがん種は異なりますが、先進医療として有名になった重粒子線治療も標準治療ではありません。まして、がん患者さんたちが早期に治療を希望する未承認の抗がん剤治療は、「標準治療」とは対極にある治療であると言えます。
こうしてみると、「標準治療」というのは、最も新しい、先進的な治療法は含まない、技術的にはやや古くなるが、多くの医師ができるようになり、広く普及した治療選択肢をいうものであると判断できます。政府のがん対策に関する資料をみると、がん治療の「均てん化」を目指すという言葉に出会います。日本国民がどこにいても、ほぼ同じ内容、同じレベルのがん治療を受ける環境整備を目指すという意味です。そこで採用されるのが「標準治療」であり、殆どの医療機関で提供可能になっているとはいえない新しい治療選択肢は、「標準治療」にはならないと理解してよいと思います。

さて、現在のがん治療の有効性を評価する基準は、「生存期間の延長」です。それがかなわない場合、がんが増殖を始める期間を延長すること、それもできない場合、結果として生存期間は延長できなくとも一時的にがんの大きさが小さくなったように見えることでもよしとしています。

効果的な治療法がなかなか見つからないために、多くの新しいがんの研究・開発は、生存期間を延長することはできなくても、生きている期間の生存の質を向上する治療、体にやさしい低侵襲の治療法開発に向かっています。
ところが、胃がんの事例で紹介したように低侵襲の治療選択肢は、軒並み「臨床研究としての治療法」として位置づけられています。それらはまだ新しく、日本のほぼすべての医療機関で提供可能な治療とまで至っていないからです。
2回に分けて「標準治療」について述べましたが、多くの患者さんが受けたいと考える治療と「標準治療」は必ずしも一致しないことがわかります。自分にベストな、自分の人生観に合う治療選択肢を選択しようとする際に、「標準治療」と区分される選択肢の中に受けたいメニューがない場合があること、さらに新しい治療を受けたい場合、「標準治療」に区分されていないことがよくあることがご理解いただけたと思います。
「標準治療」は、マクロレベルで治療水準を向上し、より良い治療を普及するうえで大事な概念ですが、実際に治療を行う患者さんにとって、「標準治療」の中から治療を選択することが必ずしもベストとなる訳ではありません。
本サイトでは引き続き、「標準治療」を基本とし、但しそれにはこだわることなく、患者さんが治療選択を行う際に、一考に値する新しい治療選択肢まで含めたうえで、治療費情報を提供していく所存です。

(終)

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