がん治療費.com
がん治療費.comは、部位・進行度に合わせて治療費がどのくらい掛かるのかを簡単に計算できるサイトです。
トップページ
注目される治療方法
放射線治療
免疫細胞療法
血管内治療
生体肝移植
子宮頸がんワクチン
治療効果の見方
部位別がんの治療費
抗がん剤の治療費
5大がんの治療費
その他の治療費
がんの検査にかかる費用
緩和医療(緩和ケア)の治療費
治療費の自己負担額
治療の相談と決定(セカンドオピニオン)
リンパ浮腫の予防と治療
脱毛のケアと対策
このサイトの使い方
お役立ちリンク集
運営者について
民間保険の活用と相談
Best 啓発サイトアワード2010年 がんがわかるWEB大賞 より良く生きるための情報部門 -大賞-
治療費計算のほか、がん治療に関する情報を集めました。
緩和医療(緩和ケア)の治療費

がんの治療目的に「治す(なおす)」と「癒す(いやす)」があるとして、「癒す」の部分に対応するのが緩和医療です。世界保健機関(WHO)では緩和医療を次のように定義しています(2002年)。

「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、@疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな(霊・魂)問題に関してきちんとした評価を行い、その予防や対処を行うことで生活や生命の質(QOL)を改善するアプローチ」

したがって、一般に理解されているように緩和医療=末期医療(ホスピスケア)と考えるのは少しせまいとらえかたになります。早期がんであっても患者さんはがんへの恐怖や心理社会的な問題を抱えており、緩和医療を積極的に考えるべきです。実際に治療を始めたときから外科と精神科の医師がいっしょに治療を行っている医療機関や、主治医と緩和ケアチームが連携している医療機関もあります。

緩和医療の内容や緩和医療を受けることのできる施設については、「緩和ケア.Net:http://www.kanwacare.net」(日本緩和医療学会)にわかりやすく説明されています。このサイトでは、緩和医療に要する治療費の概算(平成20年5月末日現在)についてのみ紹介します。

1. 緩和ケア病棟で入院治療を受ける場合(治療内容にかかわらず一定額)
1日あたり 39,720円(1日3食の食事料込み。食事なしの場合37,800円)
2. 在宅で緩和治療を受ける場合
在宅で緩和医療を受ける場合、医師の訪問1回につき8,300円、看護師の訪問1回につき5,550円に加え、毎月在宅で行う治療の基本料が45,000円かかります。
医師や看護婦が訪問するときの交通費は、治療費とは別に患者さんの負担になります。
 
医師による訪問診療を週1回(月4回)、看護師の訪問看護を週3回(月12回)受ける場合(交通費含まず)
1ヶ月あたり144,800円
①に加え、在宅で次の治療を行う場合(交通費含まず)
訪問回数(医師4回/月、看護師12回/月)に応じた費用と基本料に加え、それぞれの在宅治療分が加わります。
 
治療方法 1ヶ月の治療費(定額)
在宅で酸素療法 73,800円
在宅で輸液・栄養療法 50,000円
在宅で痛み止めや抗がん剤治療 15,000円
 
  *注)月に6回まで
但し、上表3つの治療法のうち、複数の在宅治療を行った場合、最も費用の高いものが1つだけ加算されます。例えば、
i) ①と在宅酸素治療を行った場合の1ヶ月間の治療費は、
治療費=144,800円+73,800円=218,600円
ii) ①と在宅輸液・栄養治療と痛み止めの治療を受けた場合の1ヶ月間の治療費は、
治療費=144,800円+50,000円=194,800円

となります。
ii) では、在宅で2つの治療を受けていますが、合計65,000円が加算されるのではなく、2つの治療のうち治療費が高い方(在宅で輸液・栄養療法)の50,000円だけ加算されます。

3. 介護保険
40歳以上、65歳未満の方の場合、末期がんと判定されると介護保険が利用できます。要介護度により利用できる内容は異なりますので、介護保険の保険者である市区町村の介護保険係や福祉係にご相談ください。要介護申請を行ってから認定を受けるまでに時間がかかりますので、あらかじめ認定がいつ頃受けられるか確認しておくことをお勧めします。
 

(緩和医療費の自己負担)

以上のように、緩和医療においても治療費そのものは高額になります。しかしながら、この治療費も高額療養費制度の対象になりますので、患者さんの自己負担額は治療費総額に比べ少なくなります。

具体的な事例をみてみましょう。70歳で、所得の区分が「一般」にあたる方を想定します。 まず、この方が、緩和病棟に1ヶ月間(30日間)入院することを考えます。1ヶ月間の治療費総額(食事料は除く)は次のようになります。

37,800 × 30日 = 1,134,000円

一方、高額療養費の自己負担限度額(入院:平成20年8月1日現在)は44,400円ですから、それに食事料(780円/3食・日)の23,400円を加えた合計67,800円がこの方の毎月の自己負担額になります。

この方が、在宅で緩和医療を受けられる場合はどうでしょう。上記2− i) の場合であっても2−ii) の場合であっても、治療費総額に係らず、高額療養費の自己負担限度額(在宅=外来)は12,000円です。これに訪問を受ける際の医師、看護師の交通費実費を加えたものが毎月の自己負担額になります。

このように緩和医療においても治療費総額に比較すると、自己負担額はかなり小さくなるといえます。緩和医療を受ける場合であっても、一般の治療を受ける場合と同様、必ず、前もって医療機関と@高額療養費制度の利用方法とA自己負担額の月々の概算について相談することをお勧めします。

トップ注目される治療方法治療効果の見方部位別がんの治療費抗がん剤の治療費緩和医療(緩和ケア)の治療費治療費の自己負担額治療の相談と決定
リンパ浮腫の予防と治療このサイトの使い方お役立ちリンク集運営者についてサイトマップ
2008 株式会社 医業経営研究所 All Rights Reserved.
このサイトの検索に伴い表示される計算結果、および抗がん剤の治療費部分については無断掲載を禁止します。
また免責事項については、このサイトの使い方をご覧ください。